夜月

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それは若葉色の季節の思い出です。 私の名前は『松島 友美』この名前は今日で最後。 そんな気分なので私は親友に手紙を読み返しながら書いています。 『大好きな楓ちゃん、色々恋の相談に乗ってくれてありがとう。私は明日、結婚します。思い残すことがないように手紙を送ろうかと思います。 今はただ、不安な気持ちの方が多いです。こんなにも楓ちゃんに頼っていたなんて、振り返ると、照れくさいですけど出会えた奇跡……いいえ、私の勇気なのかもしれませんね……』 私は少し疲れたので、お茶を入れる事にしました。 ――― 朝日が私の頬を照らしてくれます。 う~ん、朝か~もう少し寝たいです。 なんだか、とても、不安な夢を見た気がします。 ふ~う、私はこの春で高校二年生。 うぅ、時間がない、親友の楓ちゃんにメールを送らないと……。 ダメだ、楓ちゃんとの約束が間に合わない。 は~ぁ、ごめんねして何とか許してくれた。 鬱な気分ので花の写真集を見ようと。 ………… あ!!!この花、近くの公園で咲いている季節だ!!!
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