まさかのライセンス剥奪? いきなりの艦隊戦!

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<i132136|12666>  私有惑星(ホームプラネット)を飛び立った艦隊は恒星の重力を振り切って白鳥座へ舵を切った。  ■ ギルドライセンス剥奪?  神は昔から非常で冷酷である。ノアの洪水の時もソドムの町が燃えた時も大量の人間を殺すことをいとわない。  それは感謝祭に必要なマグロを欠いて瀬戸際にあるフレイアスター家の人びとも例外ではなかった。 【メッセージが一件あります】  強襲揚陸艦の戦闘指揮所に着信音が響き渡った。白鳥座の星図を広げて、ああでもない、こうでもないと一人相撲していたシアが顔をあげた。  膨張航法の最中は外部との通信に多少のタイムラグが生じる。エキゾチック物質で出来たニードルは時間軸をたわませる反重力を放つからだ。  そのため、ビジネスや軍事など重要な案件が進行している場合には向かないデメリットに目をつむり、「安い早い簡単」という利便性を求める層には人気がある。  どうせくだらないダイレクトメールの類だろうとシアはたかをくくっていた。艦のアドレスはギルドと家族しか知らない。  まれに強力なフィルターを突破してうるつわもののダイレクトメールがあるが、艦のサブシステムが下読みして弾いてくれる。     
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