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「何よもー、ここは普通“大丈夫?”でしょ!!」
「大丈夫なのは分かってるし」
ソファーに座る彼女の名前は橋本紗英。
両手を上げて懸命に抗議するも冷たくあしらわれる。
男の口調をしてるが、これでもれっきとした女の子だ。
「はぁ……朝から最悪」
「そんな事言うなよ」
朝食が置いてあるテーブルの前に腰を下ろすと、後ろから私の髪を弄られる感触がした。
サエが、私の癖毛たっぷりの髪をといてくれてるのだ。
「女の子はいつでも可愛く……な?」
「……ありがと」
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