きらきらはここから始まった

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「それよりなっちゃん起こしてきてくれない?? あの子、中々起きなくて」 「えっ、マジ? 相変わらずだな……」 実は私の家は四人姉弟で、私は三女。 サエは長女で“なっちゃん”が次女。 見た目は全然似ていないけど、小さい頃からずっと側にいる仲良し姉弟なんだ。 サエが起こしに行って数分、家の中に雷並みの怒声が鳴り響いた。 こうして、私の日常が始まる。 ―――…… 「あれ、なんか職員室の方騒がしくない?」 「どーせ、転校生がかっこ良いとかだろ。気にするな」 「そうなのかな……」 入り口に人集りが出来てる職員室の方に目をやる。 まぁ……私にはそんなの全然分からないけど。
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