優しい嘘、悲しい嘘<愛は幻>

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「お話のところ、すみません。奥様ですよね?あの、離婚は勘弁してあげて下さいな。それに、そんなに怒らないであげて下さいな」 私は静かに頭を下げた。 「何よ、アンタ!泥棒猫の癖に……。だけど、この女のどこがいいのかしら?アタシの方がこんなに美人なのにね」 貴方の妻は首を傾げていた。
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