新たな出会い

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新たな出会い

色々と自分なりに考えてみたが、やはりここは異世界だとわかった。 いや、むしろそれしか考えられなかった。 とにかくまずは人を探さなくては 「こんちはー 誰かいませんかー? 俺を呼び出してくれた ツンデレ金髪美少女はいませんかー? できれば貧乳で頼むー」 「ちょっと!あんた街中で何変なこと言ってんのよ!! それとお望みの美少女よ」 ほんとに来たぞ…? 声はかわいいな だが問題は顔。 恐る恐る後ろを振り返ってみる 「チッ、巨乳かよ…」 だが顔は可愛かった。 「はぁ?なによいきなり 巨乳の方がいいに決まってるじゃない」 「ふっ、分かってねぇな いいか?俺の故郷では 貧乳はステータス、希少価値なんだ! それに貧乳の方がかわいいだろ!?」 「意味がわかんないわ、変な故郷ね」 こ、こいつバカにしやがった 「って、それよりここはどこだ?」 「?アサリアだけど」 アサリア?全っ然分からねぇ 地理勉強しておけばかった いや、ここがほんとに異世界なら そんなの勉強したって意味無いか 結果オーライだな 「ところでお前、名前は?」 「さっきから質問ばっかね… 私はリア。アサラティ・リアよ」 アサラティ…か この国に似たような名前だな 「で、あんたは?」 「何が?」 「あんたの名前はって聞いてんの!人に聞いておいて自分だけ名乗らないなんて失礼すぎるわよ!」 「冒頭で自己紹介したじゃないか 伊月拓也18歳、童貞だ!」 「冒頭ってなに? それと最後の情報はいらないわ」 「すまない、聞かなかったことにしてくれ。色々と」
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