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地震も収まり学校が再開された。
「よし、みんな無事で良かった。今日からまたよろしくな!」
調理を開始する
夕食からの提供だ。
内線が鳴る
「はい、ダイヤモンドホール安藤です。ああ、学校長、どうされました?はい、はい。あ、分かりました。」
孔明の視界に手の平を出す安藤。
「師匠?」
「ちょっとフレカンテププリエ行くぞ。」
準備をして外に出る。
「あれ?今日、スーツで通勤されました?」
「いや?ロッカーに掛けてあるの。これからドコモの営業者と会議だ。」
「え。僕、トレーナーにジーンズなんですけど。」
フレカンテププリエに着く。
「あ、学校長。」
「沖田君、元気かな?」
「もちろんです!」
「紹介したい人がいるんだ。ドコモの営業の斎藤さん。これで役者は揃ったな。では、私は戻る。」
学校長は去っていった。
「ドコモの斎藤と申します。」
「沖田です。」
名刺を交換する。
安藤と名刺交換する。
リーフと携帯電話を渡される。
通話開始。
『突然、申し訳ございません。自社が開発を進めているPLAY! TALK!の協力要請に参りました。』
「はぁ。」
『特に沖田さんには協力して頂きたいんです。プッシュトークはご存じでいらっしゃいますか?』
「知りません。」
『たまに使ってますよ?携帯電話にプッシュボタンがあって、それを押すとトランシーバー代わりになって最大5人と話せるの。1回のプッシュで30秒ですよね?』
コーヒーと紅茶が運ばれてくる。
『キャッチ、PLAY PUSHでしたよね?』
『はい。今回、まだ試用段階なのですが、サウンドリーフが使えて、最大20名まで参加できる物を開発しています。ご利用いただきまして、また商品化の際にCMに出ていただければと思いまして・・・。』
「CM出るにはプロダクションの許可が必要です。」
『どちらですか?』
「トライストーン・エンタテイメントです。」
『分かりました。』
「プロダクションNGの場合、ご提供いただいても何もお返しできません。」
『社長直々の命令で動いております。試用品だけでもお使い頂き、ご意見を寄せていただければと思います。最大20人です。音声が被るなど、色々な事が想定できます。ご意見だけでもいただけませんか?』
『それぐらいなら協力してもいいですけど・・・。』
『是非!』
「良いんですか?料理長。」
『学校長が居たという事は話は通してあるんですよね?』
『はい。』
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