ライラック

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今日も1日お疲れ様と、心の中で自分を労いながら住んでいるマンションへの帰路に就く。 マンションは5階建で、1階はコンビニ、2階から4階が住居で各階に一人暮らし用の部屋が2つ、二人入居可能な部屋が2つある。 そして5階はこのマンションの家主が住んでいる。 家主は50代後半の夫婦で、ここの他にもいくつかマンションを所有しているらしい。 夫婦には子どもがいないため、ここの住人を我が子のように思っていると以前言っていた。 このマンションに住むに当たって、全員が家主からある入居条件を提示される。 それは家主が不定期に開催するホームパーティに出来るだけ参加すること。 みんなで仲良く暮らしてほしいという思いが込もった入居条件だ。 正直、最初は少し抵抗があったけど、今となっては他にどんな人が住んでいるか分かるから良い入居条件なんじゃないかと思っている。 上に家主さんが住んでるなら安心ね、と内見に来た時に両親も行ってたしな。 コンビニへも雨に濡れずに行けて便利なので、私はこの家を割と気に入っていた。 そんなことを考えている間に、自分が住んでいる4階へ到着。 エレベーターから降り、ふと足を止めた。
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