第一章 死にたい

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 そして「おやすみ」と言うや、リュウはわたしのベッドに入り、わたしの布団にもぐってしまった。  クソガキの甘い刺激に、わたしは頬を押さえたまましばらく悶絶した。頬のなめられた部分からは、ほのかなバニラの香りがいつまでもふわふわと漂っていた。
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