脳幹出血

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大きな病院に到着しました。 この時点で、倒れてから二時間が経過 私は、救急車の後を追って自家用車で走ってる時は、まだ、楽観していた。 妻は、結婚前は美容師だった。今も、友達や子供達の髪をカットするのを楽しんでいた。美容師という仕事に誇りをもっていたが、手荒いが酷く辞めるのを機会に私と結婚した。 車の中で、妻が後遺症で利き腕が使えなくなったらどうしょう? しかし、事態は私の予想を越えて妻の状態は悪かった。 病院に到着後、妻は直ぐに診察室に運ばれた。 診察室には手術前の準備されていたが、 手術されることはなかった。 妻が、診察室に運ばれて直ぐに診察室に呼ばれた。 先生から単刀直入に伝えられた。 奥さんは、残念ながら手術できるような状態でない。 奥さまの病名は脳出血です。 しかも、脳幹出血という脳出血でも一番重く 危険な状態です。 脳幹は、生命の維持を司る場所です。 脳幹出血は手術できる場所でない。 この出血量だと9割は亡くなります。 今日か明日の命だと思って下さい。 ただ、今日中に出血が止まれば命は助かるかも 命が助かっても意識が戻ることはないでしょう。 最悪の場合、延命しますか? 私は、今、判断しないとダメですか?尋ねたが 今、判断して下さい。と、いわれた。 妻の命の判断を独断で今すぐに決める? しかし、妻の顔を見たら寝ているみたいで 綺麗だった。 先生に、何とか明日、子供達が来るまではお願いします。と、伝えた。できれば、延命はしない方向でお願いします。と、涙を堪えてお願いした。 先生から、まだ、40歳で若いから奥さんの体力と 運にかけましょう。と言われて診察室を後にした。
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