脳幹出血

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診察室を後に妻はICUに運ばれた。 一時間後に妻に会えた。 妻の姿は、人工呼吸や点滴など 先程と違い。あまりにも、 妻が姿が痛々しかった。 我慢していてた涙が流れ出した。 涙を堪えながら、 明日には、子供達も来るから、 今は、ゆっくり休んでね。伝えた。 しばらく、妻の手を握っていると、 看護師さんに呼ばれた。 奥さんは、自発呼吸も厳しい状態です。 脳幹のダメージで高熱です。 辛いでしょうが、会わせたい人がいたら 急いだ方がいいでしょう。 こちらで、ホテルを用意するので少し休んで 下さい。と、言われて病室を後にした。夜中の11時だった。その間に、子供達は妻の実家に連れていかれて明日病院に来ると連絡がきた。 私の親も夜中に家を出たと連絡がきた。 ホテルで休むつもりでいたか、全く寝れない! 夜中だけど、昔、私の仕事の都合で、北海道の北にある島の1つ礼文島住んでたが、友達も多く 数人の仲良かった人にラインで伝えた。 その事が、私や子供達の支えになり人の繋がりの 大切さを教えてくれた。 結局、寝たか?寝ないか?の状態で朝の五時に私の親から電話きて近くに着いた。という内容だった。 直ぐに親と合流して妻の病室に向かった。面会時間外だけど直ぐに妻に会えた。 看護師さんに病状を聞いたら危険な状態です。 しばらくして、妻の親と子供達がきた。さらに、 妻の妹も来てくれた。全員が、妻の姿を見て声をなくした。昨日、妻は普通に元気だった。 子供達はしくしく泣きながら妻に声をかけてた。 皆が泣いていた。朝の9時ぐらいになると 先生が来て妻を検査するので病室を後にした。 しばらくすると、先生に呼ばれた。 子供達を義妹に預けて妻の親と私で先生の話を聞いた。 昨日からの出血は止まった。命は危険な状態であることは変わらない。これからの三日間が勝負です。 最悪、延命はしますか?尋ねられたが、妻の姿を見たら延命とは言えなかった。 そして、先生から仮に命が助かっても、9 9%と意識が戻ることはありません。と、宣告された。 三日間は、私は、病院近くで過ごすことにした。
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