第2章

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拝啓、〇〇様  なんだか腹が立ってきました。  私たちが別れたの、私だけのせいじゃないよね?  あなたにも問題あったよね?  いつも達観したような顔をして、  何かうまくいかなくなると ──ほら、ぼくは初めからわかってたんだ──  みたいな顔をして、  私、あなたのああいうところ嫌いでした。  たまに、私たちの関係に対しても、あなたはああいう顔をしていた気がします。 ──ぼくたちはうまくいかないに決まってる──  バカじゃないの?  次、恋人ができる時のために心に刻んでください。  あなたのあれ、正直どうかと思う。 9月12日
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