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春野「うそーそこで革命なの!?パスよパス!」
相田「ふははっ現代のナポレオンとはまさに僕のことなのさ!」
綾崎「甘いわね現代のナポレオン。あなたには都はまだ早すぎるのよ」
相田「な、なにぃ!革命返しだとっ!?」
綾崎「誰も出さないなら私はこれで上がりよ」
綾崎の最後通牒に誰もが首を振る。
その様を見て綾崎は「うふふ」と笑みを浮かべて最後の一枚を出して上がった。
俺「んじゃ、お言葉に甘えて俺も上がらせていただきます皇帝殿(カイザー)」
相田「ク、クソッ……」
便乗して俺も最後の一枚を出して上がった。
こうして相田は春野と一騎打ちとなるのだが…
春野「やったー上がりっと。これで相田の3連敗ね」
本日10戦目の結果は相田の負けだ。
初対面の時は賢そうと思っていたのだがここ数日続くトランプの結果は芳しくない。
相田「また、負けかぁ……」
定ポジションとなった窓際のテーブル席。相田が感慨深そうに外へと視線を向ける。
外はもう夜色に染まっていた。駅前だから街灯が明るく行き交う人々も仕事終わりのサラリーマンが目立つ。
春野「ふっふっふー今日も相田の負けね」
綾崎「そうね、いつも大層なこと言うだけに拍子抜けだわ」
春野と綾崎はそう辛辣な言葉を言い放つ。
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