シーン02

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事あるごとにオリーブオイルを注ぐイケメンならまだしもオリーブオイルを顔を塗りたくったような暑苦しい店主は勘弁だ。 これで食事が不味ければ最悪なのだが案外美味しかった。しかし、量は異常に多く人一倍食う相田がいなければ残飯の山ができていたであろう。 やはり、グー○ル先生だけを頼りにするのはダメだったのだ。 3回目は春野発案のゲームセンター。 俺たちの中で一番無難な案だったのだが、春野は意外とゲーマーで俺たちも知らないゲームで高スコアを叩きだすのをみて辟易としたのは嫌な思い出だ。 最後に綾崎発案の本屋巡り。 こればかりは他の提案よりもすこぶる評判が悪かった。(俺も嫌だった) 何せ俺と相田は本と言えばマンガくらいしか買わないし、春野に至ってはマンガすら買わないらしい。 綾崎の誘導で本屋を巡り、結果得られたのは綾崎の蔵書くらいだ。 まぁ、そんなことがあってトランプへとシフトチェンジしたわけだ。 相田「そう、それだ」 綾崎「?」 春野「何が『それだ』なの?」 疑問を抱くメンバーに相田はしたり顔で口を開いた。 相田「そう、今日は明日何をするかを議論するんだ」 俺「明日やることか……」 相田の言うことには一理ある。 綾崎「そうね、このまま毎日トランプばかりだと私たちトランプサークルになってしまうわね」     
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