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俺の抗えない欲情にわくわくと身をはずませてるこの様子。もしかして、自覚があるかどうかは知らないけど。意外にSっ気もあるんじゃないか?
「口でしてあげてもいつも、何とか堪えて最後は中で…、って。無理することないのに。今までは勿論そういうの、好きだと思ったことないけど。武市のだったら…、ほんとにぜんぶ。飲み干したいの、わたしも」
そんな色っぽい声で渇いたように囁かれたら。
「…あ、っ」
本気で押しのけることなんかとてもできない。あの小さな口でぱっくりと飲み込まれてしまった。繊細に舌を遣われて思わず全身を波打たせる。
「あぁ…、ひのみや…」
身体の奥がわななくように疼く。すごい、気持ちいい…。
彼女が俺のを含んだまま、不明瞭な声で呟く。
「たけちの、大好き。…いっぱい舐めたい。何もかも、飲み込んじゃいたいよ…」
「嬉しい、けど…。あぁ…っ、でも」
小さな子が夢中で棒状の飴をしゃぶるみたい。背筋がぞくぞくしてたまらない。このまま快感に押し流されてしまいたい、気持ちもあるけど。
金縛りになりかけた身体を無理やり意思の力で振りほどくように。何とか上体を起こして姿勢を変えた。彼女が口でしてるのをそのままに抱え上げ、仰向けに倒す。顔に跨った状態で身体の向きを変え(ベッドがセミダブルでよかった)、自分も火宮のそこを大きく開かせ、全てを露わにさせた。
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