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彼女は息づくそこを見せつけるように晒したまま、とろんとした声で甘えるように尋ねた。
「たけちの…、挿れて。くれるの?ここに…」
準備の済んだ俺は彼女の上に覆い被さり、顔を寄せた。
「てか。むしろ、挿れさせて。…火宮のなかが一番いい。いくらしても…、もっともっと、って」
唇を重ね合い、貪りながらぐ、と押し込む。吸いつく舌にびくびくと反応が直に伝わる。この感触。…たまんない。
動かすと中で音がするくらい早くもぐしょぐしょに蕩けてる。だけど、きゅうきゅうと激しく締めつけてくるので狭い。激しく腰を遣って思いきり突きたいけど。
滅茶滅茶絡んで吸いつくから。思うように動けない…。
「あ…っ、はぁ、っ」
抑えきれず声が漏れる。男なのに変な声なんか出して、とか言ってられない。いつもそれくらい、すごい。
彼女の上でぶるぶると快感に身悶えする俺に、抑えきれず腰を弾ませながら下から見上げて潤んだ声で囁く。
「あたし…、動こうか。気持ちいい?こうすると」
「ああっ、いい、いいよ…っ」
俺の下でそれを奥まで飲み込んだそこを蠢かす火宮。完全に取り込まれてなすすべもなく呻き、彼女にしがみつく。…ああ。これじゃ。
何をされても全然抵抗できる気がしない。彼女に溺れて、何もかも思うがままに…。
「…あ…っ、武市」
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