*
5/5
読書設定
目次
前へ
/
5ページ
次へ
振り向いた彼女は、長い睫毛を上下させて僕に問う。 「どっちが?」 「……イルミネーションが」 「それなら、見に行きましょうよ」 僕の返事に、呆れたように答えた彼女は、遊園地の真ん中に向かって歩き出した。 「来週は、動物園に行こう」 三歩で彼女に追いついて、横に並んだ僕は言う。体温はまだ一番高い空の上だ。 繋いだ手を大きく振って、彼女はようやく にっこり笑った。 【 終 】
/
5ページ
最初のコメントを投稿しよう!
0人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
11(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!