4人が本棚に入れています
本棚に追加
「神様……?」
私は目をぱちくりとさせた。
「いやいや、そんな神様なんて……」
「信じない?」
おじさんは首を傾げた。その姿は、さっきの表情とは少し違っていて、からかっているようには見えなかった。
「いや、信じないっていうか……」
私は口ごもった。
"だって、いきなり神様って……そんな簡単に信じられませんよ?"
すると、おじさんはまたにやりとした。
「田中俊介でしょ?理沙ちゃんが好きなの」
「え……」
"えええ…!?"
私はびっくりして固まった。
またもやおじさんにズバリと言い当てられてしまったからだ。
最初のコメントを投稿しよう!