僕が眠ったら

4/4

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
・・・ 「………うわ!寝過ごした遅刻する~!」 急いで制服に袖を通し、朝食を食べる暇もなく家を飛び出す。急いで走れば、なんとか学校には間に合いそうだ。 「(ゲームの時間減らそうかな……あーでも怖い夢見たから今日も寝れないかも……)」 昨夜見た夢の内容を思い出して身震いする。その恐怖を紛らすためにも、夜のゲームはもはや必須だ。 「………!あれは……」 ようやく校門が見える距離まで近づくと、校門の前で困ったように辺りを見渡す少女がいた。 「おはよう!佐々木さん!」 「……あの………どちらさまですか…?」 これまでが、僕の平凡な日常。ただ今日だけは、何か変化があるような気がする。 そんな気持ちを持ちながら、僕はいつも通り、佐々木さんを職員室まで案内して、教室に入ると同時にチャイムが鳴る。 ………よし、今日も頑張らなくちゃ 『僕が眠ったら、次は君の番』
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加