小説のモデルお巡りさんが亡くなった

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小説のモデルお巡りさんが亡くなった

 筆者が小学校時代、主に通学路の安全でお世話になっていた、地元駐在所の元お巡りさんが亡くなりました。  我が家は、お巡りさん家と、ずーっと交流がありましたので、退官後の動向も知っていたので、告別式に参列させて頂きました。  お巡りさんは、僕らが登下校していた6年間、毎日欠かさず僕らの安全の為に交通整理をしてくれました。  クラスの悪ガキと多磨霊園の中で悪戯してたら見つかり、叱られた事もあったのも、今は良い思い出です。  このお巡りさんは、お巡りさんにしてはかなりフランクと言うか、ヤンチャな感じのお巡りさんだったので、同じ小学校の同級生の中には、良くも悪くも思い出がある人が居そうですね。  因みに、私が書いた小説の「幻想通学路」と、「吾輩は¥である」には、駐在さんが登場します。  幻想通学路は、自分が小学生の頃の長い通学路で感じた思い出を、となりのトトロで出て来るまっくろクロスケ的な妄想で描いたファンタジーなので、まるっきりこのお巡りさんがモデルになっている人がでて来ます。  実際に小学生時代に彼と有った交流がエピソードとして登場するんです。  吾輩は¥であるで登場する駐在さんは、彼とは性格がまるっきり違うので、正確にはモデルではないですが、物語終盤で、一円玉の大切さを気付かせる重要な人物として出て来ます。  駐在さんを重要な役どころとして登場させたのは、街のお巡りさんとして、地域住民に親しまれる存在だという彼を通じた印象が、物語で重要な存在として登場させたのだと思います。  ですので、このお巡りさんと出会っていなければ、あの作品の終盤で、あの展開は思い付けなかったと思うので、親しみのある駐在さんという存在を教えてくれた彼には、感謝の気持ちです。  お巡りさん、お世話になりました。 そして、安らかに…
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