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神様と出会う
どこか目立たない場所を探していた。
誰も居なくて、制服姿の自分が時間を潰していても目立たない場所。
そろそろ一限が始まるころだろうか。腕時計は持っていないし、携帯電話の電源も切ってしまったので、時間の確認は出来なかった。
登校中に適当なところでバスを降りたので、この辺りに何があるのかもよくわからないまま、しばらく歩いた。
辺りを観察しながら歩いていると、一本の細い道が目に留まった。
その道を歩いて行った先は山になっているのだが、良く見ると階段がある。
もしかしたら小さな公園でもあるのかもしれない、と思って、私はその細い道を歩いて行った。
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