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俺の名前は成崎修也。高校1年生。
中学の頃の俺は、成績は中の中、部活はサッカー部に所属していたが3年間ずっと補欠という、要するに良くも悪くも目立たない、クラスのモブキャラの一人だった。
そんな自分に嫌気が指した俺は、高校では青春を謳歌するべく、ある決意をした。
そう、、、高校デビューだ。
そのための努力を俺は惜しまなかった。
早い段階からチャリ+電車で通える範囲の高校のパンフレットを片っ端から取り寄せ、同級生がどの高校を受験するのか水面下で調査しまくった。
そしてその結果、通学に片道2時間はかかるが同級生が誰も行かない隣の県の高校に通うことになったんだ。それなりに遠いし田舎だがしょうがない。
良くも悪くも平凡な俺が、“その他大勢”から外れるにはこれくらいの距離が必要だった。それにココなら俺のレベルより偏差値が低いから学校から推薦が貰えて、俺の受験はあっという間に終わった。面接会場は隣町に現在作ってる最中の綺麗な新設校舎だったし、しかも入学式まで学校に行かなくていいなんてラッキーすぎるよな!
それに田舎ならまだ俺の方が都会に近いとこに住んでる分、都会的でオシャレで洗練されてるんじゃねーの…なんてタカをくくっていたんだけど…それは大間違いだったんだ…。
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