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「おぅ、なんじゃワレェ1年坊のクセに髪染めとってからに、ワシらなめとんのか?おぉ?」 「……いえ、なめてないです…スンマセン」 はい。今ココでーす。只今俺、今時ありえないくらい派手なグリーンのモヒカンの先輩(?)にシメられそうになってまーす… …正直、これは予想外だった。 俺が高校デビューするためだけに労力を惜しまず選んだ高校はなんと今時時代錯誤な昔ながらのヤンキーたちが集う、とんでもない不良高校だったのだ。 そこにはパンフレットにかかれていた真っ白い校舎や『学び、高め合う我ら』なんて校訓をもって笑う男子生徒と女子生徒の姿などどこにもなく、校舎の壁一面に落書き、窓ガラスが割れてガムテープで修繕されてるなんて当たり前、バットやら鉄パイプやらの物騒な鈍器をもった奴らがゴロゴロいるという地獄絵図が広がっていた。 そりゃ入学説明会も省かれるはずだよ! こんな学校誰も来たがらないもん!詐欺じゃんか! そんな地獄のような場所で新1年生の誰もが子犬のように身を縮めて震えてる中、俺はといえば何もしらず高校デビューのために、いつものとこより高めのオシャレな美容室で明るめの茶髪に染めてパーマまであててきたんだから目立たないはずがない。
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