甘い時間

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「結花!」 そう言葉に出したとたん 止まっていた世界が動き出した。 「おかえり和司。もう、なんて顔してるのよ。」 結花の笑い顔が、俺のすべてを包む。 結花を中心に世界が色付いてくる。 「ただいま。」 この言葉を言うために、 俺は生きてきたのかもしれない。
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