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「ねぇ、カッコイイお兄さん♪ボクと朝までピョンピョンしよ♪」
「えっ、い…いや俺はそのっ。探偵見習いだけど、推理は出来ないし…」
重金属酸性雨が降りしきる中、旧学園都市荒廃特区を巡回していると俺の部下である
媚留手住
がなにやら学生服を着崩したカワイコチャンに声を掛けられた。
彼はグッドルッキングガイである為、滅茶苦茶モテるのだ。
「危ないぞルテスミ巡査!」
俺はサイバネ義手を変形させ、左腕を即座にレーザーカノンに組み換える、瞬時に閃光を瞬かせ言い寄った相手に命中させる。
「ああっ、俺に声を掛けてくれた女の子はオトコノコだったのか!
ありがとうベッカー警部!
それにしても見抜け無いなんて、僕は何て屑なんだ!
だから僕は推理が出来ない!!」
オトコノコは胸を射抜かれ絶命。
俺は遺体を焼却する。
「ふん女に擬態した浅ましい色欲魔めが俺様の目は誤魔化せんぞクズが!
さて、ところでルテスミ巡査、火を貸してくれないか?煙草を吸いたいんだが。」
「何いってんすかベッカー警部、今左腕火炎放射器なんすから自分で着火すれば良いじゃないっすか。」
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