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朝目覚めると、前にイケメンが、 「何だよ、あんた」 「ひどい、いきなりあんた呼ばわりされるなんて。」 いきなり泣き出してしまった。 「ごめんなさい、貴方は何処の誰でございますか?」 「よくぞ!聞いてくれた。か、み、さ、ま、でーす。」 「神様?」 「そうでーす。」 意味わからん。 「だったら人間の望み位叶えられるよなー。」 「できるよ。元々そのつもりで来たんだし。」 「じゃあ俺のハーレムを作ってください。」 「無理。」 「億万長者にして下さい。」 「無理」 「アイドルか何か有名人と結婚させて下さい。」 「無理」 「じゃあ何ができんねん。」 「私とけ、っ、こ、ん。」 「お前男じゃねえか。バリバリイケメンのー。」 「ひどいちゃんと女の子っぽい所も入れてたつもりなのに。」 へっ? ボカーン。いきなり爆発したかと思うと、今度は目の前に絶世の美女が。 「気づいてもらえると思ったのに、私を傷つけた責任しっかりとってね。」 美女が近づいてきた途端目の前が真っ暗になった。 「ふぁーあー。」俺はベッドの上で起きた。 「何だ、夢か。」とりあえず顔を洗う為に洗面所に行くと、鏡には、 「なんじゃこりゃー。」 俺の体にはいたるところにキスマークが付いていた。とりあえずベッドに戻ると手紙が置いてあった。 (私は貴方のことが好きです。もう我慢できなくて貴方の初めて貰っちゃいました。) 「もしかしてとうとう童貞卒業できたのかー!」 裏を見ると、 (貴方のファーストキス。キャッ)と書かれている。 「初めてってキスかい。」
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