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見覚えのない廃墟へと続く道を進んでわかったことが少しある。
森の一部の大地がむき出しにしているところがいくつかあったので、おそらくだが先日までの雨で地盤がゆるんで流されてしまったみたいだ。
近くには川もあるので不思議なことではない。
心なしかその川も前より大きくなってる気がする。
川というより河って感じに。
そんなくだらないことを考えているうちに廃墟についた。
いくつかの建物が乱立している。なかには屋根が崩れて、もう入れない建物もある。
パッと見は普通の廃墟と変わらないが、予想では地面に埋まっていた廃墟だ。
きっと今まで調べてきた廃墟には比べ物にならないお宝が眠っているはずだ。
それか悪の組織の秘密基地とか!
一人で鼻息を荒くしながら、廃墟の探索を始めた。
その姿はさながら泥棒のようだった。
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