呼子神
2/15
読書設定
目次
前へ
/
15ページ
次へ
今日も君はここに訪れる。それを待ち望まれているとは思ってもいないだろう。他愛もないことを告げて、君は僕に目もくれずに帰っていく。 当然だ。君はなにも覚えていないのだから。僕とかわした約束も、僕の存在さえ。すでに君の中から消えてしまっている。それでもこの場所には毎日訪れる。 この僕が言うのも滑稽なことではあるけれど、あえて言わせてもらえるとしたら――神にこの奇跡を感謝しようか。
/
15ページ
最初のコメントを投稿しよう!
6人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
9(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!