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どっちにしても、こっちが年金を受け取ることがあるとして、雀の涙ほどの支払いしかないのは、はっきりしている。それ以上に、支払いがある歳まで生きているものだろうか。それまでの長い長い、おそらく無為な時間を想像すると、その長さに押し潰されそうになり、改めて酒に手が伸びた。
そろそろ正午だ。昼食を取る時間だ。しかし、食欲がない。本当なら酒だけでなく固形物を胃に入れた方がいいのだ。あまり飲み過ぎると、食べても胃腸が弱って栄養、特にビタミンを吸収できなくなり、それでまた脳が萎縮したりするという。もう萎縮しているみたいなものだが。
それでもあまり胃を空っぽにしておくと吐き気がするから、いくらかでも食べておくことにする。
図書館を出て、来た道を帰る。あまり親は駅のこっち側に来ないが、たまにこっちの肉屋で安売りしていたりすると来ることがある。それでばったり顔を合わせるとまずいが、安売りは土曜日に決まっているので、今日は大丈夫だ。
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