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あとがき
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
数ヶ月前、友人のお父さんが亡くなりまして。友人は、お父さんへの思いではなく、お父さんの略歴をSNSで公開していました。
素敵な弔い方だと感心しました。
私は、初めの子を流産しました。待望の第1子でした。辛くて辛くてたまらないのに、仕事や生活に追われ悲しむ暇もありません。そんなある日、急にこのお話が頭に浮かんで。私はものすごい速さでノートに頭の中の物語を書き写しました。書き終わった時、泣いていました。なんだか、それが本当のことのような気がして。
そして、これを歌って踊って底抜けに明るい舞台にしようと画策したのですが、即却下されました。面白いのできると思ったんだけどなぁ…
あれから何年も経ちすっかり忘れていたのですが、最近になってそのノートが私の前に現れました。
で、私はこれをここに残すことにしました。いつでもみられるように。そして、私以外の誰かにも知ってもらえたらって思って。
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