疫病草

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 淳史と呑んでからしばらくして,香織を呼び出してみた。相変わらず,どこにでもいる今どきの子といった服装だが,その荒れた肌が可哀想なほど痛々しく見えた。  相変わらずお茶をする訳でもなく,ゆっくり会話を交わすこともなくラブホに直行した。ほぼ一ヵ月ぶりに会う香織は,なんの文句も言わず,ずっと俺のあそこをしゃぶっていた。  セックスをする気はまったくなかったので,俺がイクまでずっとしゃぶらせた。そして上下に動く香織の頭を見ながら淳史のことを話してみた。  最初,香織は驚いていたが,俺が命令だというと何も言わなくなり黙ってしゃぶり続けた。  そのまま香織にしゃぶらせながら淳史に電話をすると,淳史もノリノリで今夜会うことになった。淳史に電話でいま香織がフェラをしてると伝えると,電話の向こうから嬉しそうな声がしていた。  その間,香織は何も抵抗せず黙ってしゃぶり続けた。  俺は,その場に行きたくなかったので香織に淳史の電話番号を渡し,一人で行かせることにした。まだこのときは淳史に会って香織を渡すのに罪悪感みたいなものがあったのかもしれない。  結局,最後までイクことができなかったので,自分で射精し香織にすべて舐めとらせた。  一通り舐めとったところで香織が顔を上げると,なにも言わずに不安そうな目で俺を見た。 「もういい。いまから淳史のとこに連れて行くから,今夜は淳史と一緒にいろ」  香織はなにも言わず,口をティッシュで拭きながら下を向いて不安そうにした。
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