決定事項

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決定事項

3人とも新生活になれ都会にもなれたころに事件は、起きた ある、雨の日、タケルは、少し家を出るのが遅くなった 遅刻しても歩いていくべきだという彼女の忠告を大丈夫とあしらいいつものように原付で通勤した 下宿のある住宅街を抜け大通りの道に出る手前で事故が起こった 通学中の小学生がふざけて歩道の仕切りの上を歩き足を滑らせ道路に横転 その小学生がタケルの運転する原付の前に横転しタケルは、小学生をよけ道路に大きく転倒し雨のせいもあって道路を転げ滑った 滑った先が対向車専で運悪く住宅街に入ってきた車に跳ねられてしまった それから一週間、寝たきりで意識が戻らない 彼女は、毎日、病院に通った 僕は、どんなに悲しくても大学に行くように説得した きっとタケルも同じ事を言うんじゃないかと説得した結果、大学には行くようになった 「少し、疲れてないか? 顔色悪いぞ」 彼女は、透き通る白い肌で血色のいい頬をしていた それが目の下にクマができ濃く強調された二重の目は、今にも閉じそうな程に重く見えた 交差点での距離で気づけなかったが近くでみてハッとした 「最近、不眠症みたい お医者さんからも心配されて睡眠薬をもらってるの」 彼氏が突然の事故で意識不明と言われたことが計り知れないほどの衝撃だったのだろう 「飯、食ってるか?」 「まー食べたり食べなかったりかな。。食欲もなくて」 田舎から上京してこの状況で部屋に一人だと気が滅入るのだろう 「よしっ!タケルが起きるまで俺が一緒に住んでやるよ!! じゃないと次にお前が倒れるだろ!! これは、強制だ!決定!! じゃ!俺は、荷物まとめてくるから後でな!!」 彼女の返事を聞かずに病室を飛び出した
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