浮き足だって

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浮き足だって

部屋に帰って自分が彼女に言い放った内容にモヤモヤした われながらぶっ飛んだ提案だ しかも強制した なにさまだ 準備ができ彼女に連絡すると 家の近くまで帰ってきたから いつでも来ていいと言われた 僕のモヤモヤもお構いなしに いつも通りの声だった 部屋につくと出迎えてくれた 「おじゃましまーす」 「ふふふ。変なの。気を使う仲じゃないでしょ」 女性要素と男性要素の入り交じる部屋に何とも言えない感覚を味わった いつきても慣れない 「あっ。晩御飯、何する?ここ、近くにスーパーあったよな?」 長年の付き合いの良いところは、変なところで気を使わないところだ キッチン周り冷蔵庫の残り物を見ながら彼女に相談した 「スーパーあるよ 歩いて15分ぐらいかな?」 「よし。晩飯の材料買いに行くぞ!」 そういって彼女を連れ出した 僕は、修学旅行の自由行動の様に気分がようようとしていた 上京して泊まりに来ることなど何度かあった タケルがいないという新しい状況に少し浮き足だっていたのかもしれない この感情を正当化して誰かに説明するならきっと僕は、『気分転換』と説明したのだろう 帰りの荷物をどっちが持つかで討論になり最終半分半分で持とうという会話は、カップルになれた気がして浮き足だつ僕の心をどんどんワクワクさせた
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