第8話 ぶつかり合う4つの魂!!!!

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「Fooo!!流石豊ちゃん大当たり!」 涎が出そうな肉付きの良いセクシーヒップをペチンと鳴らしながら満面の笑みを見せるハリー。 「へへ・・・ハリーちゃんこそナイス ヒップ・・・」 あまりの高速回転にフラフラしつつぐっとサムズアップして見せる豊竜山。 「BBWルーレット炸裂ぅ!!二軍タッグ戦線を制圧した大技が見事に決まった~!」 フルタの言葉通りBBWはこの技でのし上がってきた。 豊竜山の圧倒的なパワーを魅せつつ ハリーの得意技ヒップアタックを確実に当てるという実用性。 万が一外れても ルーレットと銘打ってあるので観客をワクワクさせることも出来る 実にエンターテインメント性のあるツープラトン攻撃なのだ。 しかしその威力は凄まじい。 今レイの顔面には交通事故並の衝撃が真正面から激突したのだ。 どデカい尻にぶち抜かれた顔面を抑えダメージにのたうち回る。 「フォ~ル・・・」 未だ世界がグルグルと回って千鳥足でおぼつかないが なんとかその巨体をレイに被せる。 「これは雷刀忍狐・桜牙大ピンチ!稲荷場かえせるかぁ!?」 「ワン!ツー!!スリッ...」 「勝った!!」 豊竜山の歓喜に満ちた顔 しかしその笑顔は長くは続かなかった! 「かっ...返している~!?!?稲荷場ここで驚異的な粘りを見せたぁ!!」 「なんでかえせるのぉぉ~」 落胆と疲労で思わず天を仰ぐ豊竜山 その隙を着いて何とか立ち上がろうとするレイ! その視線の先にはリング下から這い上がりコーナーから手を伸ばす相棒の姿。 キリコは必死にレイを呼ぶ! しかしレイはよろよろと立ち上がると再びリングの仲に振り返る。 「レイ...」 叫ぶキリコだったが相棒の背中から立ち上る闘志に口を閉じる。 『任せろ』 そう背中が語り掛けてくる。 それはかつての拒絶では無く信頼の証 「これから怪物の群れに殴り込むんだ...いくらなんでもこんなでかい奴は居ないだろ なら...ここで倒せればどんな相手にも勝てるって事だ!」 「こいつはなんとしても止めてみせる!だからキリコ!トドメは任せたぜ...」 「行くぞデカブツ!!雷の攻撃 受けてみな!!」 「なんだとぉ~もう一度ぺしゃんこにしてやる!!」 「どちらも回復し戦意高揚!!目にも止まらぬ天才か!全てを破壊する巨竜か!?この試合まだまだわからないぞぉ!!」
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