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「けけけ 弱いものいじめはいけないニャ~ 仮面武闘會の三下トリオ!!」
マイクを握っている ひょっとこがいきなり悪態をかます!
「ブーブー!!」「誰だお前らー!!」「帰れー!!」
いつもなら暖かい歓声を受けるキリコ達だがここでは完全に外敵である。
容赦の無いブーイングが3人に降り注ぎ客達は燃え上がる。
「ニャハハ!ミー達を知らないとは田舎のリングはこれだから嫌になるニャン!ミー達は!!」
マイクを捨て去り 般若の面と狐面 ひょっとこは花道を颯爽と駆け抜けリングに駆け上がりミステリーマスクズをあしらいながらそれぞれコーナーに上がり客席に向き直り一斉に入場用マスクと煌びやかな西陣織ガウンを脱ぎ捨て吼える!
キリコ「雷刀忍狐・桜牙だー!!!!」
レオ「ミー達の最初のターゲット それがお前ら人組じゃい!!」
レイ「覚悟しろよ...」
リングに戻り再びマイクを握るレオポンの舌は止まらない。
「お前ら最近えらい調子良いニャン でも残念ニャン!無闇矢鱈に縄張り広げたからお前らみたいな三下が縄張りを守ってるとはお笑いニャン!」
「↑↑→→\(なんだとぉ!!)」
「喋んな田舎モン!プロレスラーならリングで語れニャン!さてど~する?ここまでコケにされて逃げる訳無いよニャア!相手はたったの3人 しかも2人はまだ新人ニャン!」
「まぁその2人はお前らが無様に負けた一軍昇格トーナメントの覇者だからビビって逃げてもだ~れも不思議に思わないニャア!」
「まぁそんな事したらあのこわ~いマーダーちゃんに怒られちゃうけど ここで赤っ恥かくよりましニャン!」
『上手いなぁ』
上機嫌で相手を煽るレオポンに関心しきりのキリコ
開始前
「なるべくお前らは喋るな マイクはミーがやる キリコは寡黙なリーダー レイはクールな奴 ミーはお喋り担当ニャン」
レオポンの長年の経験に裏打ちされたマイクの威力は絶大!
戦う前から自らの優位性を示し 観客を煽り 相手を逃げれなくする。
他の競技の様に記者会見でのリップサービスでは無い。プロレスは常にリング上でストーリーは動くものだ。
「さぁどうする!ミー達とやって縄張りを奪われるか?それともマーダーにドジりましたと報告してお仕置きされるか?お前らは2つに1つニャン 間違ってもミー達は負ける事は無いからカッコよく散ることをオススメするニャン!」
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