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第9話 雷轟電転
沸き立つスタジアム 降り注ぐ熱い視線 耳をつんざく大歓声!
その全ての先には二人の戦士
片方は呆れ返る程でかい もう片方は相手の影にすっぽり隠れてしまう程細く しかし触れば指が落ちてしまう程研ぎ澄まさせれている。
そして片方は苦悶の表情でキャンパスを舐め もう片方はそれを見下す。
「とっとんでもない事がリング上で起きております...身長差50㌢ 体重差何と130㌔!!比喩表現では無く自分の二回り大きな相手を圧倒している...これが...これがライトニング・ジーニアス稲荷場レイなのか!!」
「「すげぇ」」
それぞれの陣でリング上を見守るキリコ対戦相手であるハリーすら見とれるレイの絶技が鞘から抜かれたのだ。
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