伴侶になろうか

5/10

272人が本棚に入れています
本棚に追加
/41ページ
木藤は何時もの人好きのする笑みを浮かべて言った。 まるでさっきの表情も言葉も幻覚だったのではないかという気持ちになる。 現在住んでいるアパートの前に着いた。 二人で顔を見合わせて深呼吸。 「本当にいいのか?」 おれが聞くと 「良いに決まってる。」 木藤が答えた。 鍵を開けてドアを開くと中に居るであろう家族に「ただいま。」と声をかけた。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

272人が本棚に入れています
本棚に追加