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2014ねこの日
※要と誠一が一緒に暮らしだして半年後くらいの話。
元々、誠一は内にため込む性格だということは知っていてた。
だが、一緒に暮らすようになって恋人というのか夫婦というのか良く分からないが、仲良くしたり、時には喧嘩をしたりして、大分、こいつも俺に負い目を感じなくなっているんじゃ無いかと思っていた。
俺が担当編集者との打ち合わせを終え自宅に帰宅した時にはすでに日は沈みかけており、薄暗くなっていた。
午前中からだったので思っていたより時間を食ってしまった事に内心舌打ちをするが、夕食の時間に間に合った事にほっとする。
ガチャリ、鍵を開けて玄関のドアを開ける。
いつもであれば、ネコである彼の耳に鍵を開ける音が届いてスタスタと玄関までお出迎えをしてくれるのに今日はそれが無い。
遅くなってしまった事にすねているのだろうか?そう思いながら靴を脱ぎリビングに向かって、目の前の状況に頭が真っ白になった。
◆
薄暗いリビングでは、ぐちゅぐちゅという卑猥な音を出しながら誠一が脱いだというより、ずらしたと表現した方が良いズボンとトランクスといういで立ちで、自らの尻尾を使って後孔を弄っている。
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