2014ねこの日

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『詳しい原因は不明ですが、ネコには“発情期”があるようです。症状は個人差がありますが、基本的にはホルモンのバランスの問題ですから……。“発情期”で何か問題があった場合はこの薬を飲ませれば一両日中には落ち着くと思いますよ。』 そう言われて薬を処方された。 「いつからだ?」 「へ?」 「その状態になったのはいつからだ?」 「あ、朝から何かぼーっとするなとは…んふぅ…。」 「何で、朝言わなかったんだよ。そうでなくても、おかしくなった時点で、電話でも何でもできただろうが!」 「だって、迷惑になると……。」 その言葉を聞いて、俺の理性がブチブチと切れて行くのを感じた。 チッと舌打ちをすると、不安そうな顔をする誠一をひとまず置いて、台所へ向かった。 急いで、棚にしまっておいた薬と水を持って誠一の所へ戻る。 「薬持ってきたから、お前のソレたぶん“発情期”ってやつだ。」 薬を飲ませようとするが俺が頬に手を添えた刺激だけで快感に繋がってしまうらしくびくびくと震えて飲ませる事が出来ない。 仕方が無いので、俺が水を一口含んでそのまま薬を咥えて、覆いかぶさるように誠一に口づけた。 そのまま舌と共に誠一の口腔内に割って入って薬と水を口移しにした。 ごくんと飲み込んだのを確認して口を離す。 名残惜しそうに俺を見つめながら「もっと…」と言われてしまって止まれる男がいるだろうか? そのまま噛みつくように口づけを交わす。 舌を絡めて、誠一の口内を味わいつくす。     
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