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美沙「コンクール、落選でしょ?」
アリス「あぅ……」
ガクッと再び机に突っ伏す。
美沙「ね、それよりさ……」
美沙、猫なで声をだす。
アリス「イヤだ!」
突っ伏したまま、キッパリと言う。
美沙「まだ、何も言ってない」
アリス、身を起こす。
アリス「どうせ、また演劇部に入れって言うんでしょッ?」
美沙、ニコッと笑う。
美沙「うん。明日、池袋のハロウィンイベントに便乗して、ストリート劇をやる予定
なんだ。時間が無いから今すぐ入部して!」
アリス「ムチャぶりすぎ!」
美沙、人差し指をアリスの顔の前に突きだし左右に振る。
美沙「チッチッチ、安心して。立ってるだけでいいから。
それに入部したら、ペンネームの『来須アリス』を名乗っていいから」
アリス「本名だよ!」
美沙「えぇ~!」
ドン引きの表情をする。
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