2人が本棚に入れています
本棚に追加
そして…若い衆の一人が体に縄を括り着けて、そのまま下へと降りて行きルルを抱き上げて戻ってきた。
戻ってきたルルを、村人達は取り囲んで無事を確認して安堵していた、そんなルルを抱き抱える長老は村人達に言う。
「…皆の者…ルルの両親は…残念ながら…助からなかった、健気な夫婦だったが…悲しい事に…
だが…ルルだけは…奇跡的にも生きていた…、だがこの子はご覧のようにまだ赤子だ、我々で…この子を育てなくてはならない…！
ワシ等が…この子の家族だ…！よいな！」
そう長老は、村人達に告げれば、村人達は納得した。
その後、ルルの両親を追悼する儀式が行われ…、両親を亡くしたルルは村人達に大切に育てられた。
最初のコメントを投稿しよう！