征服魔王と大地に眠る神

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ーー7年後ーー 「ーー…で?うぬ等は私に黙って白髪の碧眼の者を匿い生活していた…と?」 ふてぶてしい笑みに、仰々しく派手な衣装に身を包んだ男がそう言う、その周りには恐らくその男の護衛だろうか、武装をした聖堂服の様な軍服を着こんだ兵士達が威圧感を出している。 その対面には、長老がその男に向かい言い放つ。 「確かにそれは事実…しかし、教王…伝承を思い出してくだされ…確か「白髪の碧眼の者が“産まれた年に災いが起こる”」…そう語り継がれていますが どうですじゃろう?あの子が産まれてから早くも7年が経ち、あの子は立派に育ってますが…何もこの村…教王様が納める国を巻き込む様な災いなぞ起きていない となれば…伝承なぞ所詮は“伝承”と言う事でしょう?」 そう長老が落ち着いた口調で言えば、兵士達が叫ぶ。 「この老い耄れ!教王様になんたる無礼な!」 そう兵士達が長老に掴み掛かろうとすれば、教王はそれを諭し。 「まあ待て…」 「きょ、教王様…しかし」 「その長老の言う通りだ…確かに伝承では“産まれた年に災いが”とあるが…実際に災い等起きていないともなれば…、その子供は外見こそは違うが“普通の子”と言う事だろう ともなれば…何も悪いことはあるまい」
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