2人が本棚に入れています
本棚に追加
ーーーーーー
「…長老…」
「む…?どうしたんじゃ?ルル」
「…この間…教王が来てて…わ、私の話し…してたよね」
「…」
「…わ、私は…やっぱり…居たら…ダメなのかな?」
「何故そう思うんじゃ?」
「だっ、だって…この土地の皆は…黒い髪にでしょう赤い目なのに…私だけ…違うから…」
「…ふむ、ではルルは化物か?」
「わ、私は化物じゃないよ…!」
「ふむ、その通りじゃ、他の皆と違うからって…
「だからどうした?」って話じゃろ?、髪の色や目の色が他の皆と違うからって…“化物”だって意味とは違うじゃろ?」
「っ…」
「…よいか?見た目が違うからって…それを気にしてるのなら、そんなの些細な問題じゃて
お前さんはワシ等シロディアの大切な“家族”なのじゃ、ワシ等と同じ血の通う人間なんじゃ
じゃから…そんな事は気にしなくて良いんじゃよ」
「…うん!分かったよ…!ありがとう長老!」
「うむうむ、お前さんはやはりその笑顔が一番じゃて」
最初のコメントを投稿しよう!