俺の気持ち

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・・これ、どうしろと。 「はい。」 ・・無邪気に笑って。 本当に何も考えてないんだろうけど。 「早く早く、落ちちゃう。」 って、確かに下は書類の山 ・・顔を寄せて、たこ焼きをくわえようとすると いきなり串を持つ手が動いて、口の端にソースがつく 「ひでっ、」 何するんだよー、いきなり動くなんて。 そのまま睨みつけると 「ごめ・・」 慌てた様な、その声を無視してとりあえずほんとに書類に落ちたらマズイし その手を掴んでたこ焼きを食った。 「委員長のイジメだな。」 ついたソースを指で拭う 「そんな・・・」 ほんと、何も考えてないんだろ その手から串を取ってひとつたこ焼きを同じ様にあいつの前に掲げる 「ほら。」 「・・・、」 何も考えないあいつにただお返し。 そんなつもり、だったのに・・・ 食べようとしないから どうした、と顔を見ると 「・・、」 目の前にあるのは目を大きくした赤い顔。 ノリで返さないその表情に・・ 思わず、俺まで固まりそうになる と 二人の真ん中にあるたこ焼きが串から外れそうになる感触に 落としたらマズイ 慌てて引き寄せて口に入れようとした ガツッ、 痛てっ 額にぶつかる衝撃、・・・同時に一瞬飛び込んできた あいつの・・ 「・・・っ、」 目を開けると、次には さっきと比べ物にならない位真っ赤なあいつが 口元を抑えていた
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