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次の日
学校に向かう足取りが重すぎる
「・・どうすっかな~・・」
溜息も何回漏れたか解らない
結局、颯太に連絡をしなかった
どれから何を話せば良いか考えている間に面倒になって気がつけば寝落ちしてた
けど、朝になってもっと怖かったのは逆に颯太から連絡が来なかった事。
無言ってのが一番怖え
大学の話を勝手にしたし
連れ回した
ハンバーグも食べちゃったしな
・・俺食えなかったけど。
いろいろ頭に浮かぶけど、
でも颯太はそんな事は流してくれそうな気はしている
そんな事じゃない
やっぱり浮かぶのは泣き顔の彼女
何はないと言っても抱きしめて泣かせた。
手を出した覚えは全くないが、颯太にそれが通用するか
もしかしたら、私に手を出したとか言われてるかもしれない。
ないと思いたいけど、ない話じゃない。
言われてもおかしくない
嫌な言い方した自信はたっぷりある
んー・・ヤバイ、か?
あの二人がどこまで深いんだか解らねえけど、テスト勉強なんてほざいてる場合じゃなくなるかも。
颯太は、普段温厚だと優しいと言われている分始末に悪い
滅多に怒らない奴の方が怖いのなんて俺が一番よく解っている
とはいえ、俺が全部悪いと思いたくない部分もあるから俺自身も始末に悪い
あー学校行きたくない。部活なかったら絶対に来ねえ
今知った。俺って結構真面目じゃん。
偉いなー俺
ついでに颯太許してくれねーかな~・・
教室行って野次馬が沢山の中でモメるより
部室のがまだ良い・・か?
俺は部室に直行した。
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