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周りが俺を見て何かを言い足そうにしている・・?気のせい?
すぐに授業は始まって、疑問に思いつつ授業を受けているとドアが開く音がして遥奈と仲の良い友美が入って来た。
地元で中学校からの同級生、遥奈が料理を好きなのは家がレストランをやっている友美の影響だ。
友美の視線が俺にと向けられる、・・・?あれ、そこで初めて遥奈が居ない事に気がついた。
顔を前に戻す時に彰良とも目が合う
なんだあいつ
彰良の顔つきがいつもと違う気はしたけれど、授業が終わって友美から理由を聞くと頷ける。
ちょっと喧嘩腰にだけど遥奈を心配している
・・勿論わざとじゃないのなんて彰良を見れば解る。
だから笑って話せたんだ。
「お前のタックルくらったら誰でも吹っ飛ぶし。気をつけろよ、」
力で出る奴なんかじゃない。
嫌でも毎日一緒に居れば解るんだけど、でも
「あいつは大丈夫だから。俺、夜見てくるから。」
必要以上心配しなくても良い様に、彰良に言い切った。
そこに何か含まれている・・というより、見かけによらず本当に優しい奴なんだよ。
必要以上に優しさなんて振り撒いたりしないから、そんな風に彰良を言う人なんていないけど。
案の定、遥奈は大丈夫だよ~と笑っていた。
「友美に平気って言う様に伝えておいたんだけど・・」
「顔面骨折したって畳みかけてたよ。」
笑う遥奈。
・・でも大した事なくて良かった。引き寄せると
「橘くん、変に心配しそうだから伝えたのに。」
遥奈が彰良の事をそんな風に言うなんて。
なんか凄く意外だった
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