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今まで見たことも無いような怪物が立っていた。
身長は2㍍ほどだろうか?異様に発達した左腕。
その左腕の手は人の頭を軽く握り潰せるぐらいの大きさ。
いや、あれは手というよりバカでかい爪。
顔はでかい口に鋭い目。
今はじっとしているが今にも動き出しそうだ。
俺達は恐怖のあまり叫ぶものもいれば泣き出すもの、その場に立ちすくむ人や気絶する人もいた。
浅井はそんな俺達を見てニッコリ笑い話しを続けた。
「この作品は今日の朝に出来た物です。名前はそぉですねぇ…ルシフェルとでも名付けましょうか。」
浅井はさらに話しを続ける。
「今から皆さんにはこのルシフェルから逃げてもらいます。…がこのルシフェルを倒さない限りこのゲームからは逃れる事が出来ません。もし逃げようとしたなら学校の周りにいる私の部下が殺すでしょう。みなさん頑張って下さい。」
「ふざけんなー!!こんな怪物どうやって殺すんだよ!!」
一人の生徒が怒鳴った。
「そのために皆さんが手にしているクスリがあるのです。」
浅井はニッコリ笑いながら答えた。
「では皆さんにさらに詳しい説明を。このクスリの効力は10分です。さらに副作用で5分間体に激痛がはしります。」
「そして先程は説明しませんでしたが黒い入れ物には一時的に強大に力をてにすることができますが10分後には死が待っています。」
は?死ぬ?そんなもん誰が使うかよ!
多分みんなそう思っただろう。
「でわ10分間逃げる時間を与えます。ヨーイスタート!!」
うわーー!!
浅井の掛け声を聞いてみんないっせいに逃げ出した。
みんな逃げ出した中さっき怒鳴った奴が青い入れ物に入ったクスリを飲みルシフェルに向かって行った。
「こんな奴ここで殺してやらぁ!!」
そしてルシフェルを殴ろうとしたとき、
ドスッ
ルシフェルの左腕がそいつの腹を貫通した。
俺はただその光景を立ったまま見ていた。
「おい!秀!この場はとりあえず逃げるぞ!!」
孝哉が無理矢理俺の腕を引っ張った。
俺達はとりあえずこの場を後にした。
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