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「うーん、
半年以上経ったかも知れません」
小母さんは子犬を下した。
「そうね、
そのぐらい経ったかもしれないわね」
「ちょっと色々と有りまして・・・お休みしていました」
「そうだったの」
「お元気でしたか?」
「私は色々と何もなく元気でしたよ。
でもね、
これでも、
あなたを見かけなくなって、
どうしたのかしらと思っていたのよ」
「そうですか、
心配掛けて済みません・・・でもまた続けます」
「そう!じゃあ、
また会えるわね」小母さんは微笑んだ。
「ワンちゃんも元気でした?」
「この子も何事も無く、
元気だったわよ」
「あの、
抱いてもいいですか?」
小母さんは笑顔で答えた。
裕子は子犬を嬉しそうに肩の高さまで抱え上げた。
了
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