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「かー、私って馬鹿ね!」 「咲菜様が負けた?」 「友麻様、強すぎ。」 「咲菜は馬鹿じゃないよ。この騎士団を守るのも俺達の役目だもんな。咲菜は体を張って挑んでくれた。ありがとう。」 「べ、べつに。」 「咲菜様がおちた……。」 「な、何よ!あんたたちは早く稽古に戻りなさい!」 騎士団員たちは急いで持ち場に戻り稽古に励んだ。 「ね、咲菜、見ていて思ったんだけど魔法の稽古だけなの?」 「そうだけど?」 「ならさ、魔法なしでの稽古もしてみたら?」 「どう言うこと?」 「それぞれに合う武器を持たせて力を上げるんだよ。そしたらもっと強くなるけど?武器に魔法をかけて違う方法で戦うこともできるけど?」
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