2013人が本棚に入れています
本棚に追加
玲音はさっきの比じゃないほどに動揺して早口で俺に言った。
「みっみみ瑞樹!!何やってんの!?早く着替えてよ!!」
「…玲音、お前にも見てほしいんだ」
玲音には悪いが一瞬だけでも見てほしいと思っていたが、ふと冷静になる。
俺、なんか物凄い事を言っていないだろうか、玲音も目を丸くして俺を見ていた。
玲音が嫌がっているのに無理矢理見せるのは可哀想だ。
玲音の気持ちを考えず自分の事しか考えてなかったと反省する。
医者に見せれば全て解決するんだ、玲音に見せる必要はない。
そう思うと急に自分が恥ずかしくなり玲音に頭を下げる。
「いや、悪い…変なのがあったから玲音に見てほしかったが、嫌だったな」
「…え!?いや、むしろ見たい……じゃなくて!!なんで瑞樹が謝るの!?」
最初のコメントを投稿しよう!